2007年03月23日

3、音楽 【おんがく】

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目を閉じていると、音楽にも味があるのがわかる。それは音階とか、高い音とか低い音だけではなくて、心地よい音とか、気持ち悪い音とかそういうしっかりあらわせられないものだ。
 その音だけの味に加えて、緩急というか、リズムが加わってくる。そして耳から食べて、消化する。食べ物は胃ががんばってくれるみたいだけど、音に関しては脳が消化する器官であるようだ。いい音楽を味わっていると、すきっ腹で飲んだアルコールや、生のバハネロをかじったときのように、かあっと過熱していくのがわかる。
 昔、言葉が生まれていなかった頃、太古には音楽の世界があったという。自分の気持ちを示すのに歌を操る世界。それは言葉が生まれると共に消えてしまった世界だけど、きっとそこでは平穏な世界だった気がする。
 音楽を味わっているとその頃のもう消えかかっているセンサーが、さっとおもてに出てくる気がするのだ。
「皿用意してくれ」
 眞の声に目を開けると、朝食ができたようだった。
posted by 管理人 at 09:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 100のお題| edit
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