2008年08月09日

ファンタシースターポータブル 脳内保管

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ファンタシースターポータブル http://phantasystar.sega.jp/psp/

 最近、いろいろなところで待ち時間が多いので、7月の終わり発売になったファンタシースターポータブルをしています。

 もともとファンタシースターオンライン、ファンタシースターユニバースとしてきたので、なんとなく操作感はしっているのですが、やはり楽しい。

 一応アクションRPGなのですが、シナリオ部分は結構簡単に終わってしまうので、後はひたすらレベルアップとアイテム集めなのです。
 それだけに時間つぶしに最適。
 さらに楽しくするには脳内シナリオが大切。
 
 せっかく妄想したのにそのまま放置するのも切ないので、文章にして残すことにしました。
 
 自分的な場面、その後にどのミッションをしてくれれば通じる的にしてあります。

2008年09月22日

ファンタシースターポータブル二次作 ぬいぐるみと女の子

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ruzinia.png しめった空気が、気流に乗ってトンネルの中を吹きすさんでいく。
 揺れるイカダの上は落ち着いて立っている事もできずに、座り込んだままだ。
 イカダは水の流れに逆らうことはできずにどこかに向かっていた。実のところ、イカダというのは比喩で実際は、壊れた船の破片だ。
 私たちが乗っていた船、氷河遊覧船は沈没した。
 微かに空腹を覚え、私はポケットの中からペロリーメイトをとりだした。完全栄養食であるこれは一日一個あれば十分な栄養を持っていて、私の主食といっていいものだ。
 嬢は、『一流の使用人になりたいのなら、一流のもののみ食しなさい』というが、利便性を考えればこれほど優秀な物はない。
 しかし、口の中で広がるいくら食べても飽きのこない味を感じることは無かった。
「お前なら食べなくてもだいじょうぶだろ」
 私の手の中にあったペロリーメイトは、同じイカダに乗るヒューマンの男に持ち去られていた。
 私から奪ったペロリーメイトを男は口の中にいれてから吐き出しだ。
「何か飲み物はないのか」
「少し静かにしろ」
 そういったのはぬいぐるみだった。いや、実際はマシナリー、非人間型の人工知能だ。それは犬を思える姿をしていた。
「どうしたの」
 ぬいぐるみを抱いた少女は目をこすった。
 この船上で最も保護しなくてはいけないのはこの少女だ。かなり古めかしいデザインの白いワンピースを着て、ぬいぐるみを抱いている姿はこの場でもっとも弱者といえる。
「着いたの?」
「すまない。何でもないからまだ眠っているといい」
 ぬいぐるみが笑った。
「変な奴だな。謝るのはあの男だ」
「争いは避けるように主人に命じられております」
「それは賢明な主人だな」
『母なる太陽と3つの惑星を持つ、「グラール太陽系」。そこに住むヒューマンと、彼らから生まれた、キャスト、ニューマン、ビースト。
 4つの種族は500年にも渡る戦争後、互いに共存する道を選んだ。
 そして100年が過ぎた。』
 それが私たちが最初に教わる世界の根底だ。
 だが、実際のところは、種族間で微妙に対立や、無理解がある。だが、けっきょくそれは個人個人の考え方だ。
 ヒューマンの男が声を上げた。
 そこには水しぶきを上げながら、浮かび上がってくるものがあった。
「何だありゃ」
 それは水飛沫をあげながら向かってくる蛇のような怪物だった。
「この感じ知ってる」
 少女は目を開けた。ゆっくりと服に手をやると脱ぎ始めた。
 そして綺麗に折りたたむと身体が光った。その身体はキャスト特有のパーツに身を固めていた。
「キャストだったのか」
「ルジニア・アストレイア」
 少女の言葉に、私も自分の名前を答えた。
 そうして答えた瞬間、イカダは岸にたたき付けられた。

 イカダを失った私たちは岸から上陸し、歩き始めた。
 原生生物はもともと人間を襲うものは少ない。しかし、危機を感じたり、テリトリーを侵した場合は別だ。
 今回は後者。彼らのテリトリーを抜けていくのが今回のミッションだ。
 猛然と襲いかかってくるのは小型の生物だ。そうはいっても、その牙は当たりどころが悪ければ一撃で、致命傷となる。また、口から吐き出す冷気も、動きを阻害し、その間に牙にさらされ続ければ命はない。
 結局のところ、漂着はまぬがれたものの、命賭けなのは変わらない。
 幸いなのは、私の持っているデーターの中に不完全ながら、この辺り一帯の地図があった事だ。
 地図をビジフォンで表示する。距離はそれほどではないが、廃坑であるだけに、ローグスの根城になっていてもおかしくはない。
 それに対してこちらは三人だ。
 地図を見ていたルジニヤは歩き始めた。
「びびってるのか」
 ぬいぐるみ。いや、彼女のパートナーマシナリーであろうそれはいった。彼女が戦いやすいスタイルになったのと合わせて、彼も二足歩行になっている。
 私はどうとでもとれるように笑ったが、反応が激しいものもいる。
「びびるわけないだろ」
 ヒューマンの男が声を上げている。
「さっさと行くぞ」
 進むに連れて、違和感を感じ始めた。
 モトゥブでの経験を考えるとそれにしても獰猛過ぎた。テリトリーを侵したとも思えないのにこちらに向かってくるものもある。
 短時間で突破していくのは難題かもしれなかった。
「汚染されてるなこいつら」
 ヒューマンの男はいった。
 地下には凍り付いた空間が広がっていた。
「氷浸食だ」
 男は呟いた。
「何かご存じなんですか?」
「SEEDが落ちた区域は、ゾーマっていうのを中心に生態系が変化する。それを浸食という。氷浸食は汚染された地域が氷結する。」
「SEEDは合の時に封印されたと聞きました」
 主から聞いた話を思い出しつついうと、男はげびた笑みを浮かべた。
「表向きはな。いろいろなところで残留SEEDとか呼ばれるのがいるらしいぜ。ここにいる連中も汚染されていると思って相手をした方がいい」
 私は頷いて、地図に従って進んでいく。
 次の坑道を抜ければ、そこにはまっすぐに伸びた道があるはずだった。
 



フリーミッション
惑星モトゥブ 蛇獣覚醒 に続く

2008年10月02日

ファンタシースターポータブル二次作 ぬいぐるみと女の子 その2

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 私は久しぶりに家に戻った。
 ガーディアンズコロニーにあるガーディアンとしての宿舎ではなく、主人の家だ。
 モトゥブのダグオラシティに近いニューデイズ風の大きな屋敷、それが主人であるオリ・フルカネルリの家だ。
 ニューマンの血の入っている主人は故郷を忘れないようにという先祖の言葉を守ってそうした家に住んでいる。割合でいうなら、私はそこにいることが多い。
 ガーディアンの仕事はある意味、いい加減なところがある。特定のミッションがある場合強制だが、それ以外のミッションの際は割合に自由度が高い。それでも、グラールの平和を守るという意識が高いものが多く、進んでミッションをこなす。
 しかし、私の場合は、主人が道楽、いや社会への奉仕を欲して、ガーディアンになり、そこに同行する為に資格をとったので、状況が異なる。基本的に許しがない場合、ミッションには参加しない。それでも問題なくきているのは、道楽なりに彼女の方針が、シンプルだからだ。
 そんな主人に帰参を告げるべき庭園に向かった。庭園は水の豊かではないモトゥブだが、地下水を引き込むことで、水路があり、見立ててオウトク山まである。
 庭園の中に、鋭い空気を切り裂く音が響いていた。ウィップの音だ。風に舞って落ちてくる葉を、ウィップが切り裂いている。
 主人はいつもミッションに行くときのように、黒のワンピースに紅いネクタイだ。片手に闇のフォトンを纏った紫のウィップ、肩の上には射撃マシナリーを浮かべている。マシナリーとの連携を試しているのか、時折、外れた事の文句をいっているので遊んでいるように見える。
「嬢」
 暫く待っても気づく様子がないので声をかけた。
「お帰り。船旅はどうだった?」
 長いスカートの裾を翻しながら、嬢は私を見た。
「遭難しました」
 嬢の顔は一瞬、ぼんやりとした。その白い肌が紅く変わる。
「どうしてもっと速く連絡しないの」
「救援が欲しい時は、連絡が付きませんでしたし、無事だったのですから、連絡することもないかと思いました」
 嬢が大げさに頭を振っている。
「そういう性格だったわね」
 そして笑顔を浮かべた。
「まあ、無事で何より」
「ありがとうございます」
 私は頭を下げた。
「ちょうどよかった。今日はミッションに出るつもりなの。出られるなら、同行して」
「解りました」

2009年01月18日

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